※本記事にはプロモーションが含まれます。
7月に入って、秋の展示会の準備が本格的に動き出しました。
毎年この時期になると悩むのが、ブースで流す商品紹介動画です。制作会社に見積もりを取ると、30秒程度のシンプルな動画でも◯十万円。しかも納品まで1ヶ月以上かかる。「その予算と時間、本当に必要か?」と毎年思いながら、他に選択肢がないので発注してきました。
今年、その前提が崩れました。
結論はシンプルです。「とりあえず動けばいい」レベルの動画なら、もう外注しなくていい。 動画生成AIの「DomoAI」を使えば、商品写真1枚から動きのある動画が作れます。僕が実際に試した過程を、失敗談込みで書きます。
「静止画の提案書」に限界を感じていた
そもそもの発端は、若手からの一言でした。
「うちの提案書、文字と写真ばっかりで、正直眠いっすよね」
カチンときましたが——正直に言うと、図星でした。僕らの世代は「提案書=紙の資料」で育っています。でも今の顧客は、日常的にSNSのショート動画を見ている人たちです。静止画がずらっと並んだ資料と、10秒でも製品が動いて見える資料。どちらが記憶に残るかは、考えるまでもありません。
問題はコストです。動画は「作りたいけど高い」ものでした。展示会のメイン動画ならまだしも、個別提案用のちょっとした動画にまで外注費はかけられない。ここが長年のボトルネックでした。
DomoAIは、このボトルネックをピンポイントで解消してくれるツールです。テキストや画像を入力するだけで動画を生成できて、静止画1枚から「動いて話しているような」動画まで作れます。
「素人がAIで作った動画なんて、仕事で使えるの?」
こう聞かれます。答えはこうです——用途によります。そして営業の現場には、”AIで十分な用途”が山ほどあります。
テレビCMを作るわけじゃないんです。僕が欲しかったのは、
- 提案書の冒頭に貼る、製品イメージが動く10秒程度の動画
- 展示会ブースでループ再生する、目を引くための映像
- 社内勉強会で使う、製品コンセプトの説明素材
この3つです。どれも「プロのクオリティ」より「スピードと数」が大事な領域。1本◯十万円かけて1ヶ月待つより、そこそこの品質で今日中に3パターン作って比べられる方が、営業の実務では圧倒的に価値があります。
「動画制作は専門スキル」って言葉が、ちょっと前時代的だと思っています。議事録を手書きで取らなくなったのと同じで、動画も「作れる人に頼むもの」から「自分でサッと作るもの」に変わりつつあります。
実際にDomoAIで作ってみた
商品写真1枚が、動き出した
まず試したのは「画像から動画」機能です。カタログ用に撮ってあった主力製品の写真を1枚アップロードして、「製品の周囲をカメラがゆっくり回り込む」という指示を入れただけ。
数分後、本当に写真が動画になって出てきました。初めて生成結果を見たときは、会議室で一人「おお」と声が出ました。静止画だった製品に光が回り、カメラがスッと寄っていく。この1本だけで、提案書の冒頭の「つかみ」が変わります。
失敗談:指示が曖昧だと、製品が「溶ける」
いいことばかりではありません。最初の何本かは失敗作でした。
「かっこよく動かして」レベルの曖昧な指示だと、製品の形状がぐにゃりと歪んだり、存在しないパーツが生えてきたりします。AIは指示した通りにしか動きません——というより、指示しなかった部分を勝手に想像で埋めてくる。
ここで効いたのが、「どこを固定して、どこを動かすか」を言葉にすることでした。「製品の形状は変えない」「動かすのはカメラと光だけ」と具体的に書き直したら、破綻がほぼなくなりました。プロンプトの書き方ひとつで、出てくるものがまったく違います。
アニメ風のスタイル変換は、社内向けで化けた
DomoAIの得意技は、動画をアニメ風などの別スタイルに変換する機能です。正直、最初は「営業に関係あるか?」と思っていました。
ところが、新人研修用の素材で使ってみたら、これが当たりました。実写のロールプレイ動画をイラスト調に変換すると、「誰が映っているか」より「何をやっているか」に注目が集まるんです。演者の若手も「実写のままだと恥ずかしいけど、これなら教材にしていい」と言う。思わぬ副産物でした。
それでも、動画を「作る」のは人間の仕事
3週間ほど使って確信したのは、DomoAIは魔法の箱じゃなくて、超高速で手を動かしてくれる映像アシスタントのような存在だということです。
- どの製品の、どの魅力を、誰に見せるのか
- 10秒で何を伝えて、どこに誘導するのか
- 生成された動画を「顧客に出していいか」判定する
ここは全部、人間の仕事として残ります。特に最後のチェックは絶対です。生成AIの動画は、細部を見ると不自然な箇所が残ることがあります。最後は人間の目で必ずチェックする——AIの議事録でも提案書でも書いてきたことですが、動画でも鉄則は同じでした。
逆に言えば、「何を見せたいか」を言語化できる営業マンにとって、動画内製のハードルは劇的に下がっています。道具を使う側のスキルが問われる時代です。
DomoAIの料金と、僕のおすすめの始め方
料金は執筆時点で以下の通りです(変更の可能性があるので、最新は公式サイトで確認してください)。
- 無料枠:登録すると無料クレジットがもらえるので、まず品質を試せます(無料生成には透かしが入ります)
- Basicプラン:月額$9.99〜。個人でお試し的に使うならここから
- Standardプラン:一部機能をクレジット消費なしで生成できる「リラックスモード」が使えます。試行錯誤の回数が勝負のAI動画では、これが効きます
- Proプラン:30秒・60秒の長尺動画やAIアバター機能に対応
商用利用は有料プランで可能とされていますが、入力する素材の著作権には注意が必要です。自社で権利を持つ製品写真・動画を使う分には問題ありませんが、他社素材の無断変換はNG。このあたりは社内ルールを決めてから使うのが管理職としての務めだと思います。
僕のおすすめは、まず無料枠で自社の製品写真を1枚動かしてみることです。自分の商材が動く瞬間を見れば、使いどころが一気にイメージできるはずです。
まとめ:動画は「頼むもの」から「作るもの」へ
- 提案書・展示会・社内教材レベルの動画は、もう外注しなくていい
- DomoAIなら商品写真1枚から、動きのある動画が数分で作れる
- 曖昧な指示は失敗する。「何を固定し、何を動かすか」の言語化が9割
- 生成物の最終チェックと著作権の管理は、人間の仕事として残る
- まず無料枠で、自社の商材を1枚動かしてみるのがおすすめ
5年後、部下から「え、動画って外注してたんですか?」と言われる未来が、たぶん来ます。
そのとき「昔はそうだったんだよ」と笑って言える側にいるために——僕は今日も、会議の合間に動画を生成しています。


